こんにちは!のいばらです!
調剤薬局で薬剤師の仕事をしています。
病気になると処方箋を持って薬局に薬をもらいに行くと思いますが・・・
早く帰りたいのに・・・処方箋出してもすぐにはもらえず・・・いつも待たされますよね。
ほんと、待ってる間イライラする!
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今回は処方箋を受け取ってからいったい薬剤師は何をしているのか?なんで待ち時間が長くなるのか?・・・をお話ししたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです!
処方箋を受け取ってからやること
調剤薬局の受付で処方箋を受け取ってからの薬剤師の主な仕事は以下のものです・・・。
・処方監査
・調剤
・調剤監査
・投薬
それぞれ順番に説明していきます。
・処方監査
まずは、処方箋の記載事項に間違いや漏れはないか・・・初回質問表やお薬手帳などからの情報をもとに処方薬が適切であるかを確認します。
併用薬・アレルギー歴・副作用歴・妊娠・授乳の有無など・・・
え…お薬手帳って大事だね!
小児の場合には体重や年齢によって薬の量が変わるので、体重の聞き取りが必須です。
ここで、処方内容に問題が見つかれば処方医に疑義照会をします。
疑義照会とは…薬剤師が処方箋内容の不備や疑わしい点ついて処方医に問い合わせる事。
疑義照会になると処方医に電話するんですが・・・
ほとんどの先生が診療中のため返答がその時すぐにはもらえず、折り返しの電話なる事が多いです。
待ち時間もその分だけ長くなっちゃうことになりますね・・・。
え〜!待つのやだ〜!
たまに有効期限切れで無効な処方箋もあったりするので要注意です!
有効期限は処方日を含めて4日間・・・土日祝もカウントされるので気をつけましょう〜‼︎
・調剤
疑義照会がないもしくは終了し、処方箋記載内容に問題がなくなれば次は調剤・・・処方薬を取り揃えていきます。
処方薬には単に棚から取ればいいだけのものと・・・
でも、薬の場所を覚えるまで結構大変です…。
ジェネリック医薬品とかもかなりありそうだね…。
2種類以上の薬を混ぜなければならない散剤やシロップ剤、軟膏などや・・・
ヒートから錠剤を取り出して半分に割ってから分包しなおすもの・・・
数種類の薬をまとめて一包化するものなどがあります。
一包化とは…服用時間ごとに薬をまとめて一包にすること。
何種類も薬を服用していたり、ヒートから取り出しにくい患者さんなど…薬をきちんと服用できるように一包化を行っています。
一包化できないものもあるよ!
2種類以上の薬を混ぜるものや一包化しなければならないものは調剤時間が長くなってしまいますね・・・。
あと、たまに薬の在庫がなくって近隣の薬局に譲ってもらう時があります。
そんな時には近隣の薬局まで急いでもらいに行くことになるのでその分だけお待たせしちゃうことになっちゃいますね・・・。
え!なんか大変そう~!
・調剤監査
調剤が終わったら今度は最終的な監査です。
処方内容は正しいか、薬はちゃんと揃っているか・・・薬袋やお薬情報提供書など(事務員さんが印刷しておいてくれます。)の記載内容は合っているか・・・の確認です。
最近は監査システムを導入している薬局も多く、間違った薬や数量のお渡しが以前よりもだいぶ少なくなってきました。
のいばらの薬局でも導入してるよ!
監査システムとは…薬の種類や数量が正しいかを機械によって判別させるシステムのこと。
人間によるミスを減らす目的で使われており、渡した薬の画像まで残せる機能がついているものもあります。
・投薬
最後に投薬・・・安全に服用してもらうために質問や説明をしながら患者さんに薬を渡すところです。
やっと名前が呼ばれて受け取りに行くと・・・えっなんで色々聞いてくる?
早く薬渡してよ〜‼︎病名⁉︎なんで言わなきゃならないの・・・?
・・・でも、病名を質問するのは間違った薬が出ていないか確認のためなんです。
え〜!そーだったんだ〜。
また、薬を見せながら説明することで・・・あれ?いつもと色が違うんだけど・・・と患者さんが気づくこともあります。
家に帰ってから、あれ⁉︎この薬なに⁉︎なんて慌てる事がないように面倒でもその場で確認しておきましょう!
ここでまた、処方医に疑義する必要になった時にはその分またお待たせすることになっちゃいますね・・・。
以上だよ!最後まで読んでくれてありがとう!